補正予算案(2次補正)の衆院での採決が13日以降となることが7日、固まった。与党側が主張していた8日(木)、9日(金)の2日間審議、9日中の採決という案は野党側の反対で見送られた。11日、12日に麻生首相の訪韓が決まったため、衆院での採決は帰国後の13日が最短ということになる。
与党側は同日に本会議を開き決着をつける構えだが、不気味なのは定額給付金の撤回を求める渡辺喜美元行革担当相の動き。自民党の中から渡辺氏に同調する動きが顕在化すれば、その数次第で政局は一気に流動化する。 自民党から17人以上が補正に反対ということになれば、いったんは衆院で可決しても、参院で否決、次の三分の二による再議決が通用しないということが明らかとなる。この段階で麻生政権は立ち往生ということになりかねない。来週がひとつのヤマ場となりそうだ。
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