1月7日(水)12時より、小倉駅のステーションホテル小倉で北九州商工会議所などが主催する新年賀詞交歓会が開催された。会場には国会議員や福岡県議会議員をはじめ、TOTO(株)の木瀬社長や(株)サンレーの佐久間会長および社長、(株)スターフライヤーの堀社長、(株)ワールドインテックの伊井田会長など地場経済界を代表する方々が集まった。不況のさなかではあるが、会場に入りきれないほどの人、人、人。熱気は昨年を上回るものだった。
冒頭、北九州商工会議所会頭の重渕雅敏氏が、「2008年は北九州市にとって、全国で6箇所しかない環境モデル都市に認定され、小倉・黒崎を対象とした中心市街地活性化基本計画が認定されるなど明るいニュースがいろいろとありました。しかし、サブプライムローン問題などによる世界不況の大嵐が吹き始めたことで、自動車産業などは大きな影響を受けることとなりました。北九州はこれまでなんども不況を克服してきました。今年は、みんなが協力して北九州の強みを発揮して、世界市場の中で力を示して頂きたい」と主催者を代表して挨拶を行なった。続いて福岡県の麻生知事が、「大不況を乗り切っていかなければいけません。今後は、真面目に汗をかく本来の社会になっていくでしょう。農業分野などは比較的安定していますが、人不足といった問題は解消できていないので、積極的な人材投入を行なっていきます。将来に向かって、思い切った活動をしていきたいと思います。日本全体が総悲観論になることなく、前向きな姿勢で取り組んでいただきたい」と述べた。乾杯では北九州市の北橋市長が、非常に力強い前向きなメッセージと共に乾杯の発声を行なった。
今年1年、厳しい年になることは避けられないが、復活に向けての兆しが見える1年になることを望みたい。
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