昨年末、中洲のマネジャーたちの間では『名門ロイヤルボックスが某クラブに買収された』という噂が流れた。調べたところ、買ったといわれた某クラブは営業停止の行政処分を受けていた業者であることが判明した。無責任な情報がまかり通ることに触れるにつけ、開いた口がふさがらない。ロイヤルボックス自身は前年同様の売上をあげて活況を呈していた。さて、弊社の調べによると、売上を前年近い水準に確保した店が3分の1あるほか、10%前後ダウンした店が3分の1、2桁以上落ちた店が3分の1となる。2桁以上落ちた店は、60歳近い年齢になったママが経営するスナックが多いようだ。世間で騒がれているほど中洲は悲惨ではない。中洲の灯が消えるときは都市・福岡の灯が消える時であろう。
※記事へのご意見はこちら