鹿児島市の城山観光(株)(大西茂社長)が、1月20日の株主総会を経て、30億1,500万円の資本金を29億8,500万円減少させて3,000万円にすると発表した。減少分は資本準備金にあてる。効力発生日は1月28日。
同社は1961年3月に資本金9,000万円(のち2004年に9,500万円に増資)で法人化された。06年4月1日から私的整理ガイドライン(指針)に基づく3年間の経営再建を開始。その過程で約30億円の増資を実施していた。08年3月に1年前倒しで計画目標を達成、「今回の減資で身の丈にあった資本に戻した」(同社広報担当)とのこと。
なお、「おかげさまで、金融危機の影響も今は少なく、何とか前年同比を維持できています。ただ、影響が出るのはこれからでしょうから、気を引き締めてお客さまの誘致に力を入れていきます」(広報)とコメント。地方経済活性化の旗印として期待したい。
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