株式会社住まいる
住所:北九州市八幡西区鷹の巣1-7-20-2F
代表:杉平 耕一郎
設立:2008年1月
業種:戸建住宅建築販売・リフォーム工事
ホームページ:http://www.smile-home.biz/
2008年から続く世界的な不況の影響を受け、日本を代表する企業が大幅なリストラを断行するなど、日本経済も依然として厳しい状況が続いている。しかし、不況の中でも中小企業の中には独自の戦略で売り上げを伸ばしている企業がある。その中の一つが、北九州市八幡西区に本社を置く(株)住まいるである。同社は戸建住宅の販売を手掛けているが、設立から1年足らずで10棟を販売するなど、不況の影響をものともせず業績を伸ばしている。100年に一度ともいわれるこの大不況に屈せず、躍進を続ける同社の秘密を探る。
地場住宅会社に約18年勤務し、昨年1月に独立
(株)住まいるは2008年1月に設立されたのが始まりで、法人化されてからようやく1年目を迎えた新しい会社である。同社代表の杉平耕一郎社長は大学卒業後、地場住宅会社に約18年勤務し、営業部長を務めてきた。その実績をもとに、「お客さまが本当に望んでいる住宅を形にして、お客様に喜んで頂ける家造りをしよう」と決心し独立したのが同社である。会社立上げという作業は今まで経験したことがなく相当な苦労があったとのことであるが、それでも昨年2月から本格的にスタートさせた住宅販売では、わずかこの一年で10棟を契約した。そして今期は倍増となる20棟を販売する計画である。なぜこれほど順調なスタートが切れたのか?
杉平代表の誠実さにより取引先も全面的にバックアップ
その答えのひとつには、杉平代表の誠実さがある。同氏の誠実さを裏付ける一例を挙げれば、前の住宅メーカー時代の仕入先が、実績も知名度も無かった同社と引き続き取引を開始してくれているのだ。与信管理に厳しいはずの商社なども杉平代表を信用して積極的にバックアップをしてくれたことは、同社が順調なスタートを決められた一因となっていることは間違いない。
またこのほかにも、同社が好調なスタートとなった最大の要因がある。それは住宅メーカーには欠かせない、杉平代表の家造りに対する独自の想いである。(つづく)
【宮野 秀夫】
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