西濃運輸(株)の持ち株会社セイノーホールディングス(株)が19日、西武グループの西武運輸(株)の全株式を取得し、子会社することを発表した。
同日、西武運輸の持ち株会社である西武ホールディングスと、セイノー側それぞれの取締役会で基本合意書の締結を決議した。株式譲渡期日は3月下旬を予定している。
08年3月期の売上高は、セイノーの4,519億円(運送業界4位)に対し、西武が838億8,400万円(同13位)、営業利益は2億3,900万円のマイナスとなっていた。
関東圏が弱点だったセイノー側にとっては、同地域で固い基盤を持つ西武を買収することで事業を補完することになる。子会社化後の業界順位は変わらないが、拠点数は600箇所を超える事になる。
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