19日に東京都内で開催された日本プロ野球組織(NPB)の実行委員会で、オリックス・バファローズの2軍の呼称を、昨年までの「サーパス」から「オリックス・バファローズ」に戻すことが承認された。
「サーパス」は穴吹工務店が建設・販売するマンションシリーズのブランド名称。2000年に3年間総額3億円(推定)で契約し、オリックスの2軍チームをサーパス(05年までは「サーパス神戸」)とした。スポンサー契約を伴う2軍球団の名称変更は、日本プロ野球史上の試みでもあった。
穴吹工務店は先週、グループ全従業員の約10%にあたる人員削減などを含む再編計画を打ち出し、同時にスポーツチームへの支援見直しも発表していた。今回のオリックスとの契約打ち切りも「経費削減の一環」(同社広報室)としている。香川県と年間1,000万円でネーミングライツ契約を結んでいる高松市の県営野球場「サーパススタジアム」は、契約通り来年4月いっぱいまでスポンサーを続ける。
【烏丸哲人】
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