三苫・新宮沖の海上空港建設に反対する住民団体は19日午後、県庁を訪れ、新福岡空港建設反対と北九州、佐賀空港との連携に再検討、PI(パブリック・インボルブメント)の継続を求める麻生渡県知事への申し入れ書を提出した。
提出したのは、海上空港の建設候補地周辺の三苫地区住民でつくる「玄界灘を守る会」と18日にPI会議を考える市民集会を開いた「市民PI会議」。
空港建設反対の申し入れ書を出した「玄界灘を守る会」の案納代表は「環境を壊してまで新空港を造る必然性はない。実地調査、環境調査も行なわれていない」と反対の理由を述べた。また「市民PI会議」の江川代表は、「データに信憑性もなく、住民の声が反映されていない。近隣空港との連携が削除され、本当のPIになっていない」と批判し、市民の立場からPIを検証していく」と申し入れの趣旨を述べた。
申し入れに応対した秋山空港計画課長は「知事や関係機関に伝える」と述べ、知事からの回答を求める参加者の厳しい質問や意見が相次いだ。
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