ネットアイビーニュース

NET-IB NEWSネットアイビーニュース

サイト内検索


カテゴリで選ぶ
コンテンツで選ぶ
会社情報

特別取材

暮らしを大切にした家づくり設立1年目から順調なスタート (株)住まいる (下)
特別取材
2009年1月21日 09:27

無理しない家、納得できる家
それが「Fit-s」シリーズの家

(株)住まいる 杉平代表の住宅への想いは、他のハウスメーカーの考えとはやや趣を異にする。例えば、健康意識の高い顧客に対しては一般的には自然素材を使った家を提案しがちであるが、同社では「間取りを工夫」することで健康に配慮した家づくりを提案している。確かにコストが割高な自然素材を使った住宅もそれはそれで素晴らしいのであるが、杉平代表は次のように言う。「当社のお客さまは30代の子育て世代が中心です。家という人生最大の高額な買い物をして頂いた後でも、レジャーや趣味などにも楽しんで頂きたいのです。それには、やはり住宅のコストをある程度抑えることが必要になるでしょう。ですから、当社では坪45万円前後が中心で、建物自体の価格を平均1,800万円ほどに抑えています。派手さはないかもしれませんが、間取りには人一倍こだわっています。日々過ごされる方が暮らし易さを感じられるシンプルで使い勝手の良い家造りをしています。」

また今後、同社では同社独自の「Fit-s」シリーズの家の販売を更に強化していきたいという。この「Fit-s」シリーズの家とは、「家族みんなが納得のいく家に住みたい、家族の幸せのために無理しない家を建てたい」といったユーザーの思いを具現化するために開発された家である。この「Fit-s」シリーズには、構造用単板積層材や緊結金物接合工法などの採用により高耐震・高耐久が実現できており、加えて傷や汚れが付きにくい高い耐傷性を持つフロアを使用することでメンテナンスが最小限で済むなどの工夫がなされている。このほかにも結露を防ぐ窓やカビの発生抑えるエコクロスなども標準装備されている。
 このように価格は抑えながらも、標準的な装備は細部にまでこだわっているのがこの「Fit-s」シリーズである。

地元密着の精神は今後も継続

 かつては鉄鋼で栄えた北九州市も、最近では自動車産業などのものづくりが地場経済を引っ張ってきた。しかし、ここきて世界的に急速な不況に陥り、地場経済も減速してきている。人口は100万人を割り込んだ北九州市とはいえ、北九州市はまだまだ九州地区を代表する都市である。そして現時点で見れば、北九州エリアにおいては、消費者のマンション需要はやや鈍いものの、戸建住宅のニーズはそれほど落ち込んではいないのが実情である。だからこそ同社がここまで成長してこれたのであるが、常設の住宅展示場も持たない同社がこの不況下でも業績を伸ばせた最大の理由は上述したように「お客様が本当に望むものを形にしたい」という想いが消費者に受け入れられたからである。
 厳しい経済環境を迎えた今日であるが、今こそ同社のように消費者が本当に望んでいることに真に向かい合って、地元密着の企業経営を行なう必要がある。それこそが、未曾有の不況下で生き抜いていくためのカギになるのではなかろうか。

【宮野 秀夫】

「取材後記」
 杉平代表への取材が終わっての第一印象は、久しぶりに笑顔の素敵な方に会ったと感じた。社名に込められたメッセージには、当然、笑顔=smileの意味合いも込められている。いつも笑顔の杉平代表なら、この暗い世相を元気にしてくれるかもしれない。
 また顧客であるターゲット層は杉平代表と同じ30代。だからこそ、顧客の視点に立った家造りが可能なのだろう。今後は、ブランド作りを含めた企業イメージの向上にも期待したい。

*記事へのご意見はこちら


※記事へのご意見はこちら

特別取材一覧
NET-IB NEWS メールマガジン 登録・解除
純広告用レクタングル

2012年流通特集号
純広告VT
純広告VT
純広告VT

IMPACT用レクタングル


MicroAdT用レクタングル