大みそかに支援者を呼んだ忘年会で、酒に酔って参加者のひとりに暴行したことで柳川市議会議長の辞職願を出している田中雅美議長は、弊社の取材に次のように語った。
「酒に酔っていたとはいえ、怪我をさせたことはいくら反省しても足りない。当人に対して謝罪し、納得を頂いた。また市民に迷惑をかけたので議長を辞することにした」と経過を語った。
また、忘年会に暴力団の幹部が参加していた問題で「(幹部)の顔は知っていたが付き合いはない。出席するよう呼び掛けもしていない。その席上で帰れとも言えなかった」と話し、もっと慎重さが必要だったとも語った。
さらに忘年会に出席していた幹部が、20日夜銃撃され重傷を負った事件については「びっくりしている。偶然が重なって恐いくらいだ。自分が暴力団と関係があるように取りざたされている向きがあるが、全く関係ない」と不快感を示した。
議員辞職の考えはないか、との問いには「今のところ議員辞職は考えていない。支援者、後援者と相談している」と辞職に含みを持たせた。
なお、30日に臨時市議会が開かれ、一部の議員から出されている「議員辞職勧告決議案」の審議と、議長の辞職と後任議長の選出が行なわれる予定である。
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