22日、朝日新聞朝刊に森喜朗元首相の過激な発言が並んだ。消費税の11年度からの引き上げにこだわる麻生政権への反発を強める中川秀直元幹事長に対し「反乱。(派閥から)出て行って構わない」とまで言い切ったとされる。中川元幹事長に同派代表世話人辞任を迫ったうえ、「出て行け」と明言したことで、町村派は一気に分裂モードである。
総選挙を控え「麻生では戦えない」とする空気が大勢を占めつつある自民党内。消費税引き上げ時期に関しては妥協案で決着との観測が流れる。ある自民党議員は「覆水盆に返らず、だな」と語り、町村派ののっぴきならない状況を言い表した。
政界再編もにらんで、自民内の流動化が始まったということか。
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