23日午後、福岡空港地主組合、福岡空港土地所有者組合、福岡空港地域対策協議会の3団体は吉田宏・福岡市長を訪れ「現空港における滑走路の増設」「海上新空港を選択した場合の補償と実現可能な跡地及び周辺地域の利活用計画を」とする要望書を手渡した。
3団体の15名を代表して地主組合の曽根崎良満組合長は、これまでの60年以上に及ぶ板付飛行場・空港の歴史を述べ「増設か新空港かの選択が大詰めにきている今、これまで空港に協力してきた住民の声をぜひ聞いていただきたい」として「滑走路増設と跡地利用計画の明示」を要望した。
曽根崎組合長は、麻生知事が国会議員や地元財界などから意見聴取をしていることに触れ、「正式にPIが終了されていない中での首長の言動は『新設ありき』で納得できない」と不快感を示した。
3団体はその後、麻生知事に対して同様の要望書を提出した。
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