27日、閣議決定された民主党議員提出の質問趣意書に対する答弁書で、退職した官僚が天下りを繰り返すいわゆる「渡り」が、06年から昨年までの3年間で32件にのぼることを明らかにした。出身省庁別では11省庁になるとされ、総務省の6件、国交省・農林省の5件などが目立つ。 「渡り」をめぐっては、全面禁止を求める声が野党だけでなく与党内からもあがっている。政府は昨年、政令で事実上「渡り」を認めており、この問題が次の政局の焦点になるとの観測も出ている。
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