広島都心部の広島市中区東千田町1丁目の広島大学跡地。約4.7haの敷地面積を有効活用する「ひろしまの『知の拠点』再生プロジェクト(仮称)」として広島市と広島大学とが共同開発を提案したのが2006年3月のこと。この地に教育施設、商業施設、住宅を建設するビックプロジェクトであった。
まず、事業予定者1位として選考されたのが(株)アーバンコーポレイション。同2位に選考されたのが章栄不動産(株)であった。広島市都心部の活性化と魅力的な都市を目指し、地場有力デベロッパーが選考されたことは納得できる。
しかし、昨年8月にアーバンコーポレイションが破綻、同社からこの計画への参加辞退が申し立てられた。そこで広島市は事業計画予定者2位の章栄不動産と協議を開始した。(つづく)
【新田 祐介】
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら