すったもんだの末に定額給付金が実現する。衆参の議決が異なったことから、両院協議会に持ち込まれていた08年度補正予算案は、27日、憲法の規定に従い衆院の議決を優先することで決着する見通しとなった。
人口の多い自治体にとって、膨大な事務作業を要求されることから、年度内の給付は困難といわれる。福岡市役所では、補正予算案の成立が前提と断ったうえで、関係局の総務課長会議を開くなどして対応策を検討しているという。実際の業務は1999年の地域振興券の時と同じく、市民局が中心になるようだが、給付の時期については「いつまでとは言えません」としている。年度内に支給できるかという点についても「厳しいというのが本当のところ。しかし、市民のためにも何とか早くやらなければと思っています」と苦しい事情を明かす。
支給は総選挙が終わった後だった、ということにならねばよいが・・・。
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