鹿児島県阿久根市の「A-Zあくね」躍進理由の1つに“脱管理主義体制”があげられる。各売場には主任はいるが、その上は基本的にはいない。商品仕入から値付けまで各部署に任せているのだ。会社役員は牧尾英二社長ほか役員が9名(監査役を除く)いるが、全員常務、専務などの肩書きがない平の取締役である。牧尾社長も基本的に「お客様の役に立て」「欠品は出すな」などと声はかけるが、それ以外はノータッチ。現場自らが考え、気づき、改善する事で売場も従業員も成長していくというものだ。売上げを上げるための営業会議はやらない、従業員教育はやらない等の脱管理主義体制により従業員が積極的に働き、結果数字につながっている。
【矢野寛之】
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら