こども病院に関する記事をいつも興味深く拝見しています。ご指摘のように、なぜ「読売」は今になって現地建て替え費用のごまかしを報道しているのでしょうか。あらたな事実を掴んだのでしょうか。それは示されていません。ということは貴社の指摘の「蒸し返し」であり、議会でも指摘があったことなのですが、今日になって「朝日」までもが新事実を提示することなく、追随記事を掲載するとあってはこれらの大新聞の水準と見識が問われる現象だと思っています。
私はこれまで病院経営の立場から、こども病院の人工島移転に反対してきました。
昨年9月「西日本新聞」こだま欄に九州中央病院の杉町院長が東区からのこども病院への新生児搬入が約半数と最も多いから東区に移転すべきとの意見を述べていました。
これはおかしいと思って調べたら、そのうち7割近くは九大病院からの搬送でした。九大病院のNICUはいつも満床なのでこども病院やその他の施設に送らざるをえないのです。これは周産期ネットワークにもとづくもので、東区とは関係ありません。その内容を12月8日のこだま欄に投稿しました。数字の提供にはこども病院医事課の協力もありました。彼らのペテンぶりに一矢報いたと思っています。これからも、ジャーナリズムの精神に則った記事を期待します。
※記事へのご意見はこちら