マキオのお寿司は美味くて新鮮だった。それもそのはず、「A-Zあくね」のある鹿児島県阿久根市は漁港の町として知られ、毎朝新鮮な魚が水揚げされている。視察に訪れたのは土曜日の朝だったが、多くの人たちで賑わっていた。活カンパチ、ブリ、イサキ、水イカなどの切り身も売られていたが、一匹まるごとでも安く販売していた。同社によると、朝、昼、晩の3回市場に直接買い付けに行っているとのこと。一般消費者だけでなく、飲食店の経営者らもこぞって買いに来るというのだ。回転が速い事もあり、新鮮なのも納得できる。市場が近い、モノが良くて新鮮、安いの三拍子が揃っていれば売れない訳がないが、地の利だけではなく、24時間営業にしていること、顧客満足を追求していることなどが、結果として集客増につながっているのだろう。
【矢野寛之】
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