九州百貨店協会が発表した2008年の九州・沖縄地区の百貨店の売上は6年連続の前年割れとなる6,082億円となった。昨夏以降の景気の急速な減退で販売が伸びなかったことが大きな原因であるが、これを裏付けるように北九州市の井筒屋も09年2月期決算では赤字に転落する見通しとなった。同社によると、売上高(連結)は当初の見込みを57億円下回る1,092億円となり、営業・経常損益段階で3億5,000万円の赤字となる見込み。株価も54円と低迷し、役員報酬の一部カットなども実施している同社であるが、厳しい経済環境をぜひ生き抜いてもらいたい。
【宮野 秀夫】
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