不動産市況は急速に悪化している昨今であるが、一部の優れた賃貸マンションには依然として高い人気がある。中でも昨秋に完成した博多区住吉3丁目の賃貸マンションは、15階建て132戸の大型マンションであるが、完成後3ヶ月で満室となった。この物件には、各方面から多くの問い合わせがあったというが、立地条件に加えて、1、2階に温浴施設が完備されていることなどが人気の一因となっている。
この物件は北九州市小倉北区の不動産会社が企画したものであるが、施工は同じく小倉北区の(株)川口建設が担当した。川口建設は、賃貸マンションの建設ではこれまでにも多くの実績があり、その高い技術力は業界でも評価されている。経済環境が厳しい昨今であるが、同社の技術力を見込んで、多くの不動産会社やオーナーからも建設依頼がきているようだ。また同社では、各建設現場にカメラを設置しており、パソコンの画面上で現場の状況を瞬時に把握することができるシステムも取り入れている。
建設業界も非常に厳しい時代を迎えているが、技術力に磨きをかけることが受注に繋がるということなのだろう。
川口建設のHP:http://www.kawa-ken.co.jp/
【宮野 秀夫】
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