大荒れの様相を見せる建設業界だが、建設業はあくまで受注産業。つまり、建物を建てるお客があって初めて成り立つ産業だ。その意味では、他産業の落ち込みが激しい地区ほど、建設業の受ける影響も大きいということになる。 もちろん、この点は日本を代表するスーパーゼネコンといえど例外ではない。清水建設の関係者が、「トヨタなどの工場が集まる東海地区では、600億円の仕事が消し飛んだ」との恨み節を呟く様も漏れ伝わってくる。
【五島良男】
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