アーバンコーポレイションの破綻に続き、章栄不動産も破綻し、両社が手掛けていた広島大学跡地の開発も振り出しに戻るなど、広島を牽引していたデベロッパーの相次ぐ破綻に、マンション事業からの撤退や縮小に踏み切るデベロッパーもあり、広島の不動産・マンション業界は壊滅状態という。
現在好調なのは、大和システムがてがけている駅裏の【ザ・広島タワー】だけだと、広島の不動産関係会社は指摘している。「状況は全体的に厳しく、今後はマンション用地として購入していた物件が売りに出ますが、現状ではマンション開発に名乗りを上げるような企業も聞かれません。広島大学跡地の再開発問題もあり、この沈滞ムードを一掃できるだけのパワーも見当たらず、暫く沈滞ムードが続くでしょう」。このように、広島地区の停滞は暫く続きそうだ。
【石崎浩一郎】
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