A建設会社は300億円の完工高を誇ってきた。1物件の工事高は20億円内外で、年間に15ケ所の現場を仕上げれば良かった。ところが最近、1現場の平均工事高が10億円にまで落ちた。だから同じ工事高をあげるには30ケ所の現場を完工しなければならない。必要物件数は、倍の計算になる。そうなると、一級建築士の数を、倍抱えなければならないことになってしまう。現在、業界では、一級建築士のスカウト合戦が必死に展開されている。
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