昨年より問い合わせが急増している(株)原弘産(本社:山口県下関市)。その同社が2月2日に「2012年満期円貨転換社債型新株予約券付社債の繰上償還に関する交渉の進捗について」とIRリリース情報を出した。
要約するとこうだ。同社は07年2月22日に転換社債を発行、60億円の資金調達をした。その際の条件によれば、この転換社債の所持人は09年2月20日に同社に対し、その額面金額で償還請求をする権利を持っている。しかし、同社は市況の悪化等で額面全額を請求されると非常に厳しいので、この転換社債の所持人に対し、額面金額の15%の価格による買入れの打診をしている、ということである。
つまり、転換社債の所持人に買い入れ打診をすることは、所持人より繰上償還請求があり、所持人を特定した。という仮説が立てられる。
どうなる原弘産、どうする原弘産!?
【新田 祐介】
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