「確かにアル骨反応に対して生コン製造会社は神経を使っているが、絶対に出さないという方策はいまのところない」と生コン製造会社関係者は語る。
アル骨反応が出た砂や骨材に対してJISA5308によりアル骨反応への対策が記されている。
1、低アルカリ形ポルトランドセメントの使用
2、高炉セメント・フライアッシュセメントなど混合セメントの使用
3、コンクリートアルカリ総量の規制(Na2O換算 3.0kg/m3以下)
の対処を取れば材料として使用出来る。
また続けて「仮にアル骨が出たからといって、今すぐ建物への被害が出るかと問われればそうではない。少なくとも10年、15年以上が経過してからであろう。だから当事者意識が乏しく危機感が感じられない生コン工場や骨材屋が多い事も確かである」(つづく)
【河原 清明】
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