佐賀銀行のアーサーヒューマネットに見る不良債権処理の仕方(その3)
佐賀銀行さん、アーサーヒューマネットの資産をA社に売却されてはどうですか?
08年4月30日、アーサーに依然から深く関わっている人物であるB氏から考えを聞くことが出来た。B氏によると、アーサーの経営陣のうちC及びD氏は、社員のコンセンサスが取れないため退陣するのがスジであろうとの見解を示した。またマンション売上の不振を非常に危惧していたのである。
当時、アーサーの業況を見てみよう。マンション売上高が08年9月期計画75億円に対し、08年3月時点で約13億円(進捗率17%)と大きく低迷。既に半期を経過しており、少なくとも30億円近くの売上が必要であったことは歴然としていた。この現実を佐銀首脳がどのように認識していたのであろうか?(つづく)
【久米一郎】
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