「アル骨ですぐに被害が出ないからといって、使用者を欺く行為は生コン業界に限らずやってはいけない。何も難しいことではない。規定の工程・手順を経て骨材を出荷すればいいものを、自社の都合で偽装するのを断じて見過ごしてはならない」と生コンを扱う場合のしかるべき姿勢について情報提供者は語る。続けて言う。「偽装を見抜けないのは、当該地区の品質管理監査会議のマネジメントの甘さが露呈しているということであり、自覚が欠落しているとしか言いようがない」。さらに「見たり触ったりする限りでは、その骨材や砂がアル骨反応が出るモノであるのか否かは判断できないし、“無害”との表記がなされていれば信用してしまうのも分からないではない。しかし、生コンを製造するプロとしての自覚に基づき、自社で資材について再度検査する位に、品質に対する高い意識とマネジメント能力が必要なのですよ」と強調する。(月曜日につづく)
【河原 清明】
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