昨日、東証一部上場の日本綜合地所(株)が東京地裁に会社更生法を申請して破綻した。負債総額は、関係会社を含めると2,000億円を超える大型倒産である。
この話を地場デベロッパーのある経営者にすると、「日本綜合地所自体は、福岡では物件は無いでしょうから、倒産それ自体は大きな影響はないかもしれません。でも、マンション業界に携わる者としては、またかという感じですね。わが社も今年から販売開始しようと仕込んでいる物件がありますが、今の経済状況に鑑みて、できるだけ開始時期を遅くしたいと思っています。今はたった一つ失敗しただけで、即倒産となる可能性が高いですから」と落胆した表情で語った。
厳しいマンション業界であるが、どこが勝ち残るか、競争はますます熾烈になってきた。
【宮野 秀夫】
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