建設業界の中でも土木業界は、公共投資抑制の煽りを受け、非常に厳しい業界となっている。その中でも老舗企業ながらこれまでの事業で培った豊富な経験を元に、時代のニーズに対応した土木技術の開発に力を入れている企業が、岡本土木(株)(本社:小倉北区)である。同社では、再生舗装材として「OK再生改質アスファルト」を開発し、小倉北区の国道199号線の舗装補修工事では実際にそれが活用されている。この「OK再生改質アスファルト」は、使用済みアスファルトの使用割合を30%まで高めることで、海砂や砕石などの天然資源の使用量を削減できるとともに、従来では難しかったわだち掘れなどが解決できるという優れた製品。交通量の多い幹線道路などで特に実力を発揮するという。
厳しい環境下であるからこそ、自社の強みを発揮して、他者より優れた製品を開発することが必要である。岡本土木ではそれを実践し、徐々に販路拡大を行なっている。
【宮野 秀夫】
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