あおぞら銀行は10日、09年3月期に1,960億円の連結最終赤字となる業績下方修正を発表した。通期赤字がここまで膨らむ要因は、米GMの金融関連会社GMACに係る投融資等問題案件の損失処理である。これに加えて貸出先の業績悪化による貸倒引当金の積み増し等不良債権処理費用も714億円計上し、赤字幅が従来予想より拡大している。
同行首脳は、幅広い金融機関との提携・合併を検討する意向にあると言われており、今後の金融再編地図は、同行が握っていると言っても過言ではない。
【久米 一郎】
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