鹿児島県内での生コン偽装疑惑についてその対象とされる企業・工場に取材を行ったところ、その事実を全面的に否定している。
その内の1社の対応をまとめてみると
記者:「アル骨反応が検出された骨材を使って生コンを製造していたという情報が、こちらに寄せられましたがそれは事実ですか?」
企業A:「あぁ、何かそんなことが言われているようですね」
記者:「きちんとした書類も提示されていますが?」
A:「そんな事実はありません」
記者:「しかし、データや結果を表記した書類があるのですよ。違うのですか?」
A:「その骨材が本当に当社の工場のモノなのか真実かどうか分からないでしょう」
記者:「自身の身上まで明かして我々に話されているのですが。我々は経済情報を伝えるメディアですよ。それは考えられないのですが?」
A:「何処の方が貴方たちに伝えてのか知りませんが、何か当社と商売上のことで妬みでもあるのではないですか?」
記者:「妬みがあるから懲らしめてやろうと、我々に言ってきたと?」
A:「そう予想される。断言はできないが」
記者:「何度も伺いますが、事実ではないのですね」
A:「使う訳ない。ただ骨材を製造しているところが偽装していたら…いやそれもあり得ない。このご時世。そんなことをしてしまったら一発で終わり。仮に偽装された骨材が納入されたそれを使って生コンを製造してしまっても分からない。見た目では“無害”か“無害ではない”かの判別がつかない」
無関係を断言し、仮にアル骨反応が出たとしても自分達の責任は無いという無責任さ傲慢さがこの工場側にある。(月曜日につづく)
真摯に品質向上に取り組む 宮崎県生コンクリート工業組合
【河原 清明】
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら