韓国企業の福岡進出は、著名な企業だけにとどまらない。韓国最大手の旅行会社ハナツアーは2006年に日本法人ハナツアージャパンを設立、アジアの玄関口である福岡に進出した。当時の韓流ブームに乗った立ち上げだったと見られる。
また、近年では商社系の進出も活発。韓国の医療機器メーカー、ジャンウォンメディカルは日本法人としてオーワメディカルを設立。鉄や非鉄などの専門商社である大光は大光ジャパンを07年3月、博多区に立ち上げた。釜山市のドンギルラバーベルトは昨年8月、博多駅近くにドンギルラバーベルトジャパンを設立し、建設業界、自動車業界にゴム製品などを供給している。
韓国製品の特徴は技術力が高い割に価格が安い事にある。かつての「安かろう、悪かろう」のイメージを払拭し、サービスもモノも良くなっているのが現状だ。
【矢野寛之】
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