九州・山口に本店を置く地方銀行19行の08年4~12月期決算は、純損益ベースで9行が赤字、8行が前年同期比減益となっている。
この要因は、保有有価証券の減損処理額が、19行合計で775億円に達したこと、景気後退に伴う取引先の倒産、業績悪化等による不良債権処理費用も1,109億円に膨らんだことが大きく影響している。
09年3月期の通期業績予想も、純損益で6行が赤字、8行が前期比で減益となる見込みである。
主要行の08年4~12月期決算の概要は、次のとおり。
▲は赤字。
純損益、自己資本比率は、連結ベース。
自己資本比率は2008年9月中間期実績。
【久米 一郎】
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