丸美とOBの意見が対立
丸美が管理していた物件の、共用部分のカギが多数紛失していた問題で、疑いをかけられたOB社員は「実際に警察から問い合わせがあった」とした上で「『事実』を説明したところすぐに納得していただいた」と語る。「事実」とは次のようなことだという。
・ カギの保管はキーボックスとカギ庫にて行なう。通常キーボックスは管理物 件に設置されている。カギ庫は管理会社営業所内にある。
・ ところが当該営業所にはカギ庫がなかった。今回紛失したのはカギ庫に保管すべきカギ。OB社員が触れることを許されていたのはキーボックス のカギ一本で、キーボックスのカギはいずれの物件でも紛失はない。
・ カギ庫にあるべきカギの管理は「設備担当者」が行なっていた。
ただし、「お客様から見れば丸美の社員という立場に変わりはない。営業所の社員の相次ぐ退社で管理の水準はどんどん下がっていった。クレームが多発し、これ以上の迷惑を掛けないために正確な管理が期待できる別な会社に移ることとした」という。また、丸美の管理を引き受けることになった物件については、単独で営業をした訳でなく数社のコンペで選ばれたとしている。
丸美側とOB社員の見解は真っ向から対立する事態となった。
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