アル骨反応についての試験には、
(1)化学法
(2)モルタルバー法
(3)モルタルバー迅速法
(4)迅速試験法
が挙げられる。
(1)~(3)は骨材を試験する。(4)はコンクリート自体の反応を試験する方法である。
一般的には、化学法とモルタルバー法で試験するケースが多い。そして試験の方法によってアル骨反応に対する評価・判定結果が異なるケースがある。つまり、同一の骨材に対する試験であっても、化学法で“無害でない”と判定されてもモルタルバー法では“無害”と判定される可能性もあるのだ。要するに整合性のある試験データが得られないケースが発生することがあるのも事実である。そして試験には相応のコストも発生する。だからといって試験を適当に済ませてよしとしてよいというものでもない。(つづく)
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【河原 清明】
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