組合員はOB社員を全面支持
丸美が管理していた物件の共有部分のカギが多数紛失し、丸美側とOB社員の主張が完全に対立している問題について、管理組合(住民)の見解は明快だった。「破綻以前から丸美とはトラブルが絶えなかった。その際に住民側に立ってくれたのがOB社員だった」という。複数の住民が同様の見解を示している。
トラブルとは丸美側が費用負担すべきものをしていなかったことなどで、OB社員が住民側に立ち折衝していたところ、突然の転勤命令で移動となった。担当が変わったが、スムーズな業務がなされず、住民の希望もあって再度OB社員が復帰することになった。しかし、丸美が破綻し、OB社員は他社へ移った。
OB社員が移った会社へと管理が変わった経緯については、OBと意見が対立している丸美の現役社員から「民事再生法を出したので管理が行き届かなくなる。早めに別の会社を探した方が良い」というアドバイスがあったためあわてて対応したものだとする。
管理会社交代にともない、丸美側の引継ぎ業務は杜撰だったため、激怒した組合側が精査、カギの紛失が判明したという。組合側はOB社員側の主張を支持していることが明らかとなった。
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