2月16日、内閣府が発表した2008年10―12月期の国内総生産(GDP)速報によると、(物価変動の影響を除く)実質で前期比3.3%減、年率換算12.7%減で3四半期連続のマイナス成長となった。名目GDPは前期比1.7%減、年率換算6.6%減)で、1998年1~3月期の2.0%減、年率換算7.7%減に次いで、過去2番目のマイナス幅。
減少率の大きさは、第1次石油危機(1974年1―3月期)の年率13.1%減に続く約35年ぶり。輸出が過去最大の減少となり、個人消費、設備投資も大きく減退した。輸出依存型の日本経済が、反動で深刻な状況に陥ったことが露呈した。
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