福岡のオフィスビルは、1月の新築空室率が58.7%で採算ベースからは遠く及ばない水準となっている。
一方、既存ビルの空室率も約9.94%、前月末9.61%と悪化の一途を辿っており、賃料も下落傾向が続いている。
このような状況では、少ない顧客をいかに早めに獲得するかにかかっている。
特に住居系は4月初めでシーズンが終わるため、4月後半には対策遅れの空室に関し、値引き合戦が始まるものとみられ、2月、3月に単なる条件緩和策ではなくモデルルーム設置等による空室対策をオーナーに提案している管理業者もあるという。
【久米一郎】
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