ロボット製造で注目を集めている(株)石川鉄工所(北九州市八幡西区)。同社は1935年創業の老舗企業であり、各種機械・検査装置製造では名を馳せている。しかし、さらなる経営安定化のために自社製品開発に注力している。昨年開発された配管内を自走して検査する「もぐりんこ」は同社の想いが結晶した商品だ。この商品は主に下水道管検査の際に使用される。現状では、道路を一部通行止めにして技師がケーブルを管内に挿入するという検査をしているが、「もぐりんこ」を使用すればリモコン操作で使用可能であり、道路の通行止めをしなくても良い。
検査装置の製造を得意とする同社。様々な工夫と技術力で同社の製品が世の中で活躍することを期待したい。
【新田 祐介】
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