大手マンション業者の住友不動産、大京、東急不動産、東京建物、藤和不動産、野村不動産、三井不動産レジデンシャル、三菱地所の8社が共同で情報提供している新築マンションポータルサイト『メジャーセブン』が、2月12日に「新築分譲マンション購入意向者アンケート」の結果を発表した。
発表によると、「現在マンション購入を検討している理由」について、「もっと広い住まいに住みたいから」(38.5%)、「賃貸より持ち家の方が、金銭的に得だと思うから」(22.4%)、「通勤に便利な場所に住みたいから」(19.7%)が前回(08年2月)同様に上位3位を占める結果となった。
今回調査の特徴としては、前回17位だった「現在は金利が低く、買い時だと思うから」が6位にランクアップし、29位だった「土地・住宅価格が安くなり、買い時だと思ったから」も12位と上昇しており、近年の販売不振により購入意欲は膨らみつつあることが窺える。
また、理想とするマンションのタイプと購入検討しているマンションのタイプの関係については、「大手の信頼性(管理会社・建設会社・不動産会社)」「自然環境」「間取りの可変性」などが上位にランクされ、倒産の懸念などから大手志向が強まり、「環境」や「ライフスタイルの変化に対応」できることも望んでいる。とりわけ丸美が倒産するなど話題となっている管理会社について、「管理会社が信頼できるマンション」は、購入判断をする上で最も重要な要素となるなど、管理会社も大きな決め手となっている。
このほか、マンション購入に際し、お金をかけてもこだわりたいポイントは「日照や採光の良さ」「耐震性の高さ」などが比較的高めで、大手志向を含めて安心を求める傾向が強くなっている。
【徳島 盛】
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