マンション分譲業者だけではない ~戸建て分譲業者も急激に業績悪化
1月決算の積水ハウス(株)の決算見通しが発表された。さらに大和ハウス工業(株)、住友林業(株)、積水化学工業(株)等、続々と3月末の決算見通しを発表し始めたが、改めて言うまでもなく軒並み減収減益を発表している。
詳細は次回に報告するが、積水ハウスの発表でも世界同時不況の影響による業績悪化だけでなく、販売用不動産つまり戸建て分譲用地の値下がりが業績悪化を下押ししている。さらに静岡県浜松市のパワービルダー「富士ハウス」グループの倒産で、飯田産業グループ(アーネストワン、一建設他)等の業績も注目される。各社とも販売用土地を先行取得して建売分譲する形式を採っているために評価損の幅が大きく簿価を下回った売り急ぎで損失幅を更に拡大させているのが現状だ。
また、一部の業者の財務内容を見ていくと、金融機関から貸し剥がされているのでは? と思われる企業もある。(つづく)
【徳島 盛】
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