(株)長谷工コーポレーション
またもや大口不良債権発生
内山緑地建設(株)
裏金問題で取締役逮捕!
■コンベア製作・販売ほか(北九州)/(株)テムス
【続報】債権者判明 負債総額 約4億円
代 表 : 高本 智仙 (※「高」は「はしごだか」)
所在地 :北九州市門司区小森江3-10-17
設 立 : 1987年11月
資本金 : 3,000万円
年 商 : (08/3)4億9,911万円
弊誌2009年1月15日号「モルグ」にて既報の、同社の債権者が判明した。
■不動産業(山口)/(株)プランハウス
販売不振 債権者判明 負債総額 26億2,578万円
代 表 : 佐野 公一
所在地 : 山口県下関市武久町2-3-1
設 立 : 1989年2月
資本金 :9,000万円
年 商 :(08/7)16億1,861万円
1月26日に、山口地裁下関支部に民事再生法の適用を申請していた同社の債権者が判明した。申請代理人は田邊俊明弁護士(田邊法律事務所、福岡市中央区赤坂1-14-22、電話:092-761-2221)ほか2名。監督委員は沖田哲義弁護士(沖田哲義法律事務所、山口県下関市大平町2-6、電話:083-233-0412)。負債総額は26億2,578万円が見込まれる。
■板金工事(山口)/河内板金工業(株)
採算割れ 債権者判明 負債総額 約8億3,000万円
代 表 : 河内 真治
所在地 : 山口県熊毛郡田布施町麻郷416-5
設 立 : 1977年7月
資本金 : 5,000万円
年 商 : (08/6)12億840万円
1月27日に民事再生法の適用を申請していた同社の債権者が判明した。申請代理人は森重知之弁護士(森重知之法律事務所、山口県岩国市山手町2-8-3、電話:0827-24-5311)。負債総額は約8億3,000万円が見込まれる。
■塗料・防水剤卸(長崎)/吉田塗料産業(株)
販売不振 破産手続申請準備中 負債総額 約8億8,300万円
代 表 : 吉田 正徳
所在地 : 長崎県西彼杵郡時津町日並郷3607-1
設 立 :1952年6月
資本金 : 2,000万円
年 商 : (07/1)約8億4,200万円
同社は1月31日で事業を停止し、事後処理を弁護士に一任、破産手続の申請準備に入ったことが判明した。担当は池田耕一郎弁護士(池田耕一郎法律事務所、福岡市中央区大手門1-1-3、電話:092-738-0266)。負債総額は約8億8,300万円が見込まれる。
■企業研究
重ねてきた歴史と信頼を武器に 逆風吹き荒ぶ建設業界を生き抜く
若築建設(株)と梅林建設(株)
若築建設(株)
苦境にあえぐ建設業界のなかにあって、中堅ゼネコンで港湾土木という専門分野を持つ若築建設(株)が健闘している。特に発祥の地である九州支店では創業119年の歴史で積み重ねてきた地域の企業や自治体との信頼関係も厚く、「お客さまとともに耐えて、この困難を生き抜こう」と従業員の士気も上がっている。松尾耕造支店長(取締役常務執行役員)に聞いた。
○民間の建築需要減で官公庁工事に比重
○発祥の地の誇りと自負 人材豊富な九州支店
○今はとにかく生き残ること 海外事業なども慎重に
○洋上発電や環境保全 未来に広がる可能性
梅林建設(株)
法人設立以前の創業1902年(明治35年)まで遡れば、すでに100年を超える歴史を持つ地方の中堅ゼネコン、梅林建設(株)。大分市に本社を置き、九州を中心に全国で建設・土木など幅広く業務を進めている。昨今の建設・土木不況のなかでも着実な歩みを見せている同社の福岡支店長(専務執行役員)の岡田紀朗氏に、その業務推進について伺った。
○生き残りの術は本業のみに邁進すること
○誠実ゆえに受け入れる談合体質脱却
○建設・土木業界に問われるコンプライアンス
○問われる積算能力とそれに基づく経営戦略
■倒産を追う
販売数の陰に隠れた負の資産 営業好調もリスク管理の甘さが露呈
(株)シックス
福岡都市圏で「ピュアドーム」シリーズの投資型ワンルームマンションの販売を行なっているデベロッパーで、業界上位の(株)シックスが1月26日に関連会社のシックスサービス(株)、シックスエージェンシー(株)ともども福岡地裁に破産手続開始を申請した。業界トップクラスにまで成長を遂げた同社も、時代の流れとはいえ厳しい局面に立たされ、ついに支えきれずに破綻の道を決断したのだが―そこには、売れば売るほど赤字が膨らむ信じられない営業も存在していた。
○投資用ワンルームで地場トップクラスに成長
○2008年秋から資金需要は火の車に
○ローン提携金融機関がストップで遂にギブアップ
■東京レポート
百貨店、総合スーパーが不振の最中「ヒートテック」で独り勝ちのユニクロ
米国発の世界大不況が日本の産業界を直撃。自動車、電機といった基幹産業が奈落に沈んだ。巨額な赤字決算の発表が相次ぐ。沈滞ムードが漂う暗い世相のなかで、元気が出る話題をひとつ。元気印なのがカジュアル衣料店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリング(山口市、柳井正・会長兼社長)。消費不振で、百貨店や総合スーパーなどの衣料品販売が極度に落ち込むなか、独り勝ちした。2009年8月期連結業績予想では、売上高は6.9%増の6,270億円に上方修正し、過去最高となる見込みだ。
○ヒートテックの大ヒット
○一勝九敗のビジネス人生
○製造小売一貫方式がユニクロ流
○独り勝ちできる商品開発
■流通大競争時代
井筒屋の業績急悪化 固定費削減避けられず
井筒屋の業績が悪化している。2009年2月期の経常損益は9期ぶりの赤字に転落する。昨年9月からの消費の急激な落ち込みに加え、コレット井筒屋、山口井筒屋の開業負担が響く。博多井筒屋に続く久留米井筒屋の閉店で赤字店舗の整理にめどをつけるが、新店が軌道に乗らないようだと、再び赤字店舗を抱え込むことになりかねない。百貨店へ逆風が吹き付けるなか、コスト削減が待ったなしに迫られている。
○金融危機で売上大幅減
○新店不振響く
○コレットの改装遅れる
■企業クローズアップ
不動産不況に打ち勝つカギは、ユニークな独自の企画力にあり
(株)徳増興産
北九州地区を代表する不動産開発業者の一つである(株)徳増興産。積極的な事業展開で、現在では主力の貸ビル業のほか、飲食業、温浴施設運営、エステなど多角化経営を行なっている。なかでも主力の不動産業では、北九州市小倉北区馬借に昨年春、25階建ての超高層賃貸マンション「トーマスタワー」を完成させ、業界内外で注目を集めた。さらに、昨秋には福岡市博多区住吉でも温浴施設を備えた15階建ての「パークテラス住吉」が完成。こちらは、完成後3カ月で満室となるなど、同社の企画力の高さを裏付けた。厳しい経済情勢のなかでもエネルギッシュな活動を見せる同社の現状をレポートする。
○実父の跡を継いで99年11月代表に就任
○企画力を活かした高級賃貸マンション経営を展開
○投資ファンドが逃げても心配は無用
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