1949年に創業、1952年2月に法人化された老舗菓子業者(株)神田精養軒(東京都)が2月21日、事業を停止し破産手続の申請準備に入ったことが判明した。同社は精養軒ホテルのベーカリー部門が戦後独立した老舗業者で「アーモンドピット」「マドレーヌ」などの洋菓子製造を手掛けており、幅広い顧客層を有していた。しかし、コスト増などの影響で経営難に陥り06年3月に(株)第一経営(福岡)の傘下となり経営再建を行なっていた。第一経営の破綻で経営が困難となり今回の措置となった。
関東地区を中心に老舗洋菓子製造業者として名を馳せていただけに、固定フアン層からは倒産を惜しむ声が出ている。
【道山 憲一】
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