(株)廣松組
3期連続欠損で財務基盤も脆弱化
(株)RITOYO木建市場
問い合わせ増加
■マンション販売(東京)/ニチモ(株)※東証二部上場
債権者判明 負債総額 約757億円
代 表 : 辻 征二
所在地 : (実 質)東京都千代田区神田美土代町7
(登記上)大阪市北区堂島浜1-4-4
設 立 : 1955年9月
資本金 : 40億6,397万円
年 商 : (08/9単体)約290億9,000万円
2月13日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請していた、同社の債権者が判明した。申請代理人は荒川雄二郎弁護士(北浜法律事務所、東京都千代田区丸の内1-7-12、電話:03-5219-5151)ほか。監督委員は土岐敦司弁護士(成和明哲法律事務所、東京都港区虎ノ門4-3-1、電話:03-5408-6160)。負債総額は約757億円が見込まれる。
■総合建設(東京)/あおみ建設(株) ほか2社 ※東証一部上場
会社更生法適用申請 負債総額 3社合計約407億円
代 表 : 掛橋 隆晴
所在地 : 東京都港区海岸3-18-21
九州支店 :福岡市博多区博多駅東1-1-33
設 立 :1925年7月
資本金 : 50億円
年 商 : (08/3単体)358億9,200万円
弊誌2008年4月24日号「SIC」にて既報の同社は、2月19日、東京地裁へ会社更生法の適用を申請した。申請代理人は永沢徹弁護士(永沢総合法律事務所、東京都中央区日本橋3-3-4、電話:03-3273-1800)ほか。監督委員は渡邊顯弁護士(成和共同法律事務所、東京都港区虎ノ門4-3-1、電話:03-5405-4080)。また、関係会社のシンコー・テクノ(株)(大阪市)、(株)イワクラ(東京都港区)も、同日東京地裁へ会社更生法の適用を申請した。負債総額は3社合計で約407億円が見込まれる(内訳はあおみ建設が約396億円、シンコー・テクノが約5億円、イワクラが約6億円)。
■家具製造・内装工事業(大分)/青栁木工(有)
採算割れ 債権者判明 負債総額 3億9,532万円
代 表 : 青柳 吉宣
所在地 : 大分県日田市渡里33-2
設 立 : 1963年1月
資本金 : 540万円
年 商 : (08/9)約6億5,000万円
2月10日、同社は大分地裁日田支部に破産手続きを申し立てた。申立代理人は岩崎哲朗弁護士(弁護士法人アゴラ、大分市千代町2-2-2、電話:097-537-1200)ほか4名。負債総額は3億9,532万円が見込まれる。
■法面工事、落石防止金網卸販売(福岡)/川崎鐵鋼(株)
【続報】債権者判明 負債総額 約15億2,400万円
代 表 : 木崎 孝良
所在地 : 福岡市博多区東光1-3-8
設 立 :1978年4月
資本金 : 4,000万円
年 商 : (08/3)16億5,944万円
弊誌2008年12月11日号「モルグ」にて既報の、同社の債権者が判明した。
■建築工事(福岡)/(株)豊匠建設
【続報】債権者判明 負債総額 約2億2,411万円
代 表 : 吉村 正文
所在地 : 福岡市早良区原1-39-5
設 立 :2002年12月
資本金 : 1,000万円
年 商 : (07/9)約5億9,000万円
弊誌2009年1月22日号「モルグ」にて既報の、同社の債権者が判明した。
■トップインタビュー
「社会変革に挑むカタリストたれ!」~わがまち北九州への誇りを胸に~
(社)北九州青年会議所(北九州JC) 理事長 松尾 孝治 氏
(社)北九州青年会議所(以下、北九州JC)は、1953年に小倉青年会議所として発足した。その後、56年間にわたり北九州で「ひとづくり」・「まちづくり」運動を積極的に展開。現在では約280名の会員数を誇る全国有数のJCへと成長を遂げた。その北九州JCの第57代理事長に就任したのが、松尾孝治氏である。松尾新理事長に今年の抱負と北九州への熱い想いを語っていただいた。
○「カタリスト」たれ!
○歴史に学ぶ姿勢を重視
○自分を成長させ地域の発展に
■マックス市政ニュース
次々と破綻する市側の言い分 疑惑の選定でJR人脈浮き彫りに
福岡市とJR九州の闇(3)
博多港国際ターミナルの指定管理者選定をめぐる疑惑は、石原進・JR九州社長を囲む「すすむ会」をはじめとする福岡市とJR九州の闇に光を当てることとなった。市港湾局の担当部長と選定委員が「すすむ会」だったという事実のほか、次々と考えられないような疑問が明るみになっている。なぜこのような不適切な選定がまかり通るのか。背景に、吉田宏福岡市長とJR九州・石原社長の親密な関係があることを指摘する関係者も少なくない。
○JR系JVに100点満点
○JR系JVと博多港開発に6億円超の開き!
○「接触禁止規定」抵触かJR→担当部長への電話
○港湾振興部長に虚偽答弁の疑い
■業界を読む
「品質の遵守」は如何に 鹿児島県内で品質偽装の疑いが発覚(1)
生コンクリート業界(3)
今年に入り「生コンの品質に不具合がある。生コン製造において使用する骨材からアルカリ骨材反応(アル骨反応)が出ているものを使用して製造し、出荷している疑いがある。鹿児島県内である」という内容が弊社に寄せられた。もし事実だとすれば、生コン業界や建設業界の根底を揺るがす事態となる。
○アル骨反応はコンクリートの「癌」
○鹿児島県内でトップクラス
○工業組合に加入できない
■流通大競争時代
損益分岐点、最も低いのはナフコ 2、3位はマルキョウ、タイヨー
急激な消費の冷え込みが流通企業を直撃している。そこで、売上がどれくらい減ったら赤字転落するかという損益分岐点比率を調べたところ、九州の大手企業で最も低いのは(株)ナフコで、最も高いのは百貨店の(株)山形屋だった。損益分岐点が低いことは不況抵抗力が強いことを示す。2、3位は(株)マルキョウ、(株)タイヨーで、下位は百貨店が占めた。
○不況抵抗力示す指標
○80%台は3社
○高い企業は百貨店
■東京レポート
創業者の死が招いた経営混乱 テクモ経営統合の舞台裏
創業者の死-企業にとっては、最大のリスク要因になる。創業者の死によって経営が混乱、挙げ句に買収されることになった中堅企業がある。東証一部上場のゲームソフト中堅のテクモ(東京都千代田区、阪口一芳社長)だ。同じく東証一部上場のゲームソフト中堅のコーエー(横浜市港北区、松原健二社長)と今年4月1日付けで共同持ち株会社を設立し経営統合する。
○続出するトラブル
○乗っ取りを仕掛けられる
○マネーゲームとしての株式買取請求権
■経営教訓連載シリーズ
主導権なき不良債権処理 なぜ東峰住宅を見切ったか
佐賀銀行は経営できない(5)
旧東峰住宅産業は03年12月、私的整理のためのガイドラインによって会社分割された。現業部門が既存の子会社「ホーム計画」と事業統合して(株)東峰住宅となり、不良資産管理部門が「春吉住宅」となった(春吉住宅は06年9月に特別清算を裁判所に申請、12月受理された。負債総額は約53億円とされている)。私的整理ガイドラインは、東峰住宅産業のメイン銀行である佐賀銀行だけが債務免除等を行なう場合は使用しないことになっていた。しかし、同社の取引行である親和銀行や佐賀共栄銀行にも不良債権処理の負担を求めたため、佐賀銀行主導でガイドラインを適用したのである。
○返済原資は利益だが…
○無理を承知の計画 佐賀銀行は得をしたのか
○佐賀銀行主導の計画破綻 被害者は一体誰か
■コリアントレンド
日本へ向かう若者たち 留学生支援に乗り出す大学
朝鮮日報日本語WEB版(2月10日)に、「就職難、日本へ向かう韓国の若者たち」という見出しの記事が掲載された。私の周辺にいる留学生たちを見ていても、就職目的で来日した若者は少なくない。大学や大学院を卒業後、日本で就職したいというのだ。彼らはいま、急激な円高によって厳しい生活を強いられている。今後も、韓国から来日する若者(学生)は増えるに違いない。国際的な不況が若年層の国際的移動を加速化させる、という未曾有の現象が起きつつある。
○ワーキングホリデーで日本へ
○韓国人留学生の手記
○留学生の支援に乗り出す
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