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鹿島裏金疑惑で内山緑地建設役員逮捕
社会
2009年2月11日 10:08

 キヤノン関連工事をめぐる裏金疑惑が、福岡県内の企業に波及した。10日、事件の中心人物とされ、建設関連会社「ライトブラック」やコンサル「大光」の社長を務める大賀規久容疑者(65)ら7人が、東京地検特捜部に逮捕された。
 逮捕者の中には、キヤノン関連工事として大分県土地開発公社が大手ゼネコン鹿島に発注、1次下請けに入り架空外注工事に関わった「内山緑地建設(久留米市)」の取締役・望月敏生容疑者(52)が含まれている。施工体系図(昨日既報)などによれば、内山緑地建設の下、問題の「ライトブラック」や大阪の企業が下請けとなっていたことが明らかとなっている。
 福岡市に本社を置く「九電工」も、裏金疑惑に直接関与していたことが報じられており、キヤノン‐鹿島を舞台にした事件に、福岡県を代表する企業2社が関わったことが明らかとなった。 内山緑地建設はデータマックスの取材に対し「その件については一切答えられない」としていた。
 九電工、内山緑地建設、ともにコンプライアンスへの意識が厳しく問われるとともに、責任の取り方についても注目される。

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