(株)丸美が管理していた分譲マンションの共有部分のカギが紛失していた問題で、丸美の担当営業所は、管轄エリアの10物件程度で共有部分のカギが紛失していることを認めた。丸美の担当営業所によると、該当物件はいずれも退社した社員2名が中心となって担当していたという。この2名は別の管理会社へ移籍し、(株)丸美による物件管理業務を一部引き継いでいる。丸美の担当営業所は「不思議なことに2名が移籍した管理会社が引き継いだ物件のカギについてのみ、紛失が判明している」とコメント。更に「その管理会社は『カギや書類はそろっていますか?』というセールストークで当社の管理物件に対する営業を行なっている」という。
丸美の業務を引き継ぐ(株)長谷工コミュニティ九州は「丸美さんの問題」とした上で「カギが紛失した話は聞いている。本人(退社した社員)らは丸美に在籍していた時点で対処するのが当然だと思うが、なぜそうしなかったのか疑問だ」との見解を示している。
丸美の担当営業所は「警察署に被害届を出している」と捜査依頼をしていることを説明。カギが紛失した物件を担当していたとされる別会社へ移籍した社員に確認すると「そんなことをすればすぐに発覚するし、事実であれば今頃私たちは逮捕されているでしょう」と一笑に付した。カギはどこへ行ったのだろう?