福岡市が運営資金を出す体験型ロボット施設「ロボスクエア(福岡市早良区)」の経費について、契約書も交わさず約4,300万円もの支出を行なうなど、でたらめな経理を行っていた市経済振興局の職員が停職3ヶ月の懲戒処分となった。27日、福岡市が会見を開き発表した。
問題の職員は、ロボスクエアに勤務していた06年から07年にかけて、架空の経費を計上しイベント会社に便宜を図ったり、4,300万円におよぶ契約などを口頭で発注、契約書も交わしていなかったとされる。架空計上などの手口からみれば詐欺に他ならない。退職届が出されているが、市は27日の処分発表後に受理する。
その他、当時の担当部長と課長3名も指導監督が不十分だったとして訓告や厳重注意となった。一職員の思惑のまま随意契約が行なわれ、契約書などの書類がないまま公金支出が許されたことに批判の声が上がっている。