第2回「ものづくり日本大賞」で優秀賞を受賞したアジア技研(株)(本社:小倉北区西港町、代表:溝口純一氏)。同社はマグネシウム合金の薄板に、めねじスタッドを接合する際、薄板にめねじスタッドをはめ込むための穴を空けずに超瞬間的に溶接する技術を、世界で初めて開発した。
溝口氏はマグネシウムの特性である軽量・丈夫という点に着目し、研究に邁進してきた。マグネシウム合金はプラスチックよりも様々な面で優位性がある。これを使用すれば、自動車の車体製造における利用など、今後用途は益々増えていくことが予測されるため、さらに研究開発を進めている。
同社が開発した技術は携帯電話やノートパソコンなど、あらゆる場面で使用されている。「ものづくりは世の中にないものを創造する面白さがあります」、との溝口氏のコメントは印象的であった。
アジア技研(株)
http://www.asiagiken.co.jp
【新田 祐介】
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