各方面への取材を続けているが、福岡地区生コン協組の大きな課題の一つとして、アウトサイダー対策が挙げられる。何度も報じている通り、出荷量の約20%はアウトサイダー(工業組合には加入しているところが多数)に市場を明け渡しているのが現状である。価格をギリギリまでダンピングして販売するので、組合側には無言の圧力がかかっている。実りある協議を通して、互いに利益を得ることのできる仕組みづくりを、考えるべきだろう。組合側が単純にアウトサイダーに組合加入を促すだけでは、根本的な解決にはならない。組合活動の仕組み自体を変えていかねばならないのである。(つづく)
【河原 清明】
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