福岡市天神の西鉄福岡駅周辺でラーメン店の競争が激化している。福ビル裏の天神ビブレ界隈では数多くのラーメン店がしのぎを削っていたが、11日、うどんの小麦治を展開する昭和食品工業の関連会社・箱崎酒販が「博多ラーメン膳」をオープンさせた。12日に同店をのぞいてみると午前11時半の時点で既に行列が出来るほどの賑わいぶりだった(同店は11時オープン)。
それもそのはず同店のラーメンは280円で、替え玉は1玉100円。客単価は約400円なのである。
同店は2001年頃、日赤病院前に1号店を(現在は小笹に移転)、その後2号店を佐賀県鳥栖市の34号線沿いにオープンさせていた。同店舗は3店舗目となる。
同店舗の店舗面積は24坪で19席。このご時世に300円以内で博多ラーメンが食べられるというのは、天神界隈のビジネスマンにとっては魅力的なこと。行列ができるのにも納得である。
天神周辺は一風堂、一蘭をはじめ、数多くのラーメン店やリンガーハットなどが集まるエリア。「博多ラーメン膳」の登場でさらに消費者の選択肢が広がった形。天神界隈のラーメン地図に影響を及ぼすことは間違いない。
【矢野寛之】 *記事へのご意見はこちら
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